フィルム写真をやってみたい方へ (1/3)〜なぜフィルムが良いのか〜

 
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フィルムカメラ使ったことない方のために記事作りました。

スマホ世代の作者からスマホ世代の人に向けての熱いシリーズ物です。三本立てでございます。

私も昔は同じだったのですが、フィルムカメラ使ってみたいけどチャンスが無いから使ってこなかったて方結構多いんでは無いでしょうか。個人的に友達でそういう人いたらいつも同じ事言います:

迷っているなら買うべきです。

フィルムカメラは1万5千円ぐらいあったら絶対に買えます。そこらのデジタルカメラより断然やすいです。個人的にデジタルカメラを持つべきなのは仕事としてカメラを使う人たちで、それ以外はフィルムを使った方が楽いんじゃないかなと思ってます。



私は大学2年に入ってからフィルムカメラ使い出しました。正直、もっと早く使い始めたかったと思ってます。個人的所感ですが、フィルムカメラはデジタルカメラより100倍楽しいです。可能な限りいつも持ち歩いています。それはフィルムの楽しさを知ってるからであり、この投稿の趣旨は強要させるつもりとかはなくて、写真好きな人にもっと写真の良さをを知ってもらいたいという目的で書きました。よくフィルムは”有機的”と呼ばれます。それはフィルム写真の持つ柔らかさのことを挿します。フィルムって、どことなく親しい感じがするんですね。そんなフィルムで日々の一瞬を捉える幸せ。それはもしかしたら、人生で重要な発見の一つだったかもしれません。

 
私の写真家の友達です。彼女もフィルム愛好家です。彼女のポートフォリオはこちらから

私の写真家の友達です。彼女もフィルム愛好家です。彼女のポートフォリオはこちらから


なぜフィルムがデジタルより良いのか

理由は一つ;フィルムカメラの方が楽しいからです。

真面目に答えると、写真一枚一枚にかける思いがフィルムカメラを使ってる時は断然違います。

フィルムって1つのフィルムを買ってから現像するまで大体全部込みで2000〜2500円程ぐらいかかります。36枚の写真を見るのにそれぐらいお金を払わなければなりません。カメラさえ買えば無料で数千枚撮れるデジタルカメラとは大違いですね。オートの機能があるフィルムカメラもありますが、基本フィルムカメラはマニュアルです。シャッター速度、とか絞りとか自分で光を測り、写真を撮らないといけない。しかもそれが正しいかどうかは撮り終わって現像し実際写真を見るタイミングになってから、、、デジタルカメラみたいな液晶はついてないので。それこそ何も考えずに頑なにテキトーに撮ってたら現像した時に真っ黒みたいなことにもなります。だからフィルムは、一枚一枚に対する思いが大きくなる。

私の場合1フィルム36枚で撮って、その中に気に入った写真恐らく10枚ぐらい絶対にあります。(ハードル低いので笑、プロちゃうし)デジタルカメラ使ってると50枚に1枚で好きな写真って感じですかね。デジタルは写真は無限に撮れますが、人生の一瞬一瞬は逃したらそれっきりですからね。私はパシャパシャ連写しすぎてその瞬間に”実際に浸る”のを逃したくないです。だからいい写真をきっちり一回で撮るというのは非常に大切なことなのです。量より質を重要視するフィルムは半強制的にそうさせてくれる。

たまに、自分のミス、カメラの故障で写真がボツになることもあります。現像の時はいつもドキがムネムネです。

たまに、自分のミス、カメラの故障で写真がボツになることもあります。現像の時はいつもドキがムネムネです。

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日本の芸術系の学校はどうなのか分からないですが、アメリカの学校で写真の授業の紹介文に「授業にはデジタルじゃなくてフィルムのカメラもってこい、無かったら買え」って書かれてるの前見たことあります笑(写真101です)。でも本当に先述の理由からフィルムカメラ使ってたら写真上手くなります。私は高校でデジカメ3年間使ってた時よりも、大学でフィルム使い出した半年の方が写真上手くなりました。写真に対する考え方が変わりますよ。特にデジタルしか使ったことない若い世代にお勧めしたいのです。(私もその世代ですが笑 90年后です)ちなみに、フィルム世代の人写真上手い人多いです。

プロではないので、フィルムカメラたくさん使ってる私でも露光測り間違えて、明るすぎる写真、暗すぎる写真を目にしてよく現像の時にあちゃーってなる時はあります。まあそれも現像の時のお楽しみの一つですね。写真を撮り終わって、フィルムをいつもの店のおっちゃんに現像してって渡して、で数日後写真が見れるようになります。この時が本当にドキドキワクワクで、クセになるぐらい楽しさです。例えていうならクリスマスプレゼントを開ける瞬間みたいな感じですかね。写ルンですを使ったことのある人はこの感じご理解頂けると思いますが。しかも使い捨てじゃなくて、一眼フィルムカメラとかで撮った写真はもっと綺麗に写ります。そして思いを入れて撮った写真は、ずっと見てられます。やっぱり撮る時の気持ちってのはそれ程大切だなって思いました。連写では得られない思い出という物があるのです。デジカメ・スマフォで撮った写真、みても正直思い出がフィルムほどは出てきません。

写真を撮るっていう行為は、思い出を残すっていう行為ではないでしょうか。必ずしもその場その場の存在したオブジェクトを無機的・機械的に画像として記録にしておくというわけではないと思います。写真を数日後改めて見た時にその時の記憶や感情が浮かび上がって来なかったら、あまり写真を撮った意味はないのかなと思います。この私にはこの観点からフィルムカメラの方が良いと思うのです。みなさんどう思います?

大学2年から私はフィルムカメラを持ち歩いてきて、自分だけではなく、周りの人たちの何気ない日常も撮ることができて光栄でした。デジカメだったら新しいの買っても飽きて絶対持ち歩いて無かったと思います。正直フィルムカメラを使うの難しいです。ブレブレの写真結構多いんですよね。でもそれもなんか味になるのがフィルムの良いところだし、肝心なのは写真を心で感じられるかどうか。

この効率性を重視し過ぎ、余剰性に麻痺した時代に、敢えて不便なフィルムを使い何が”写真”かを考え直してみる。フィルムを使うことで別の角度からこの芸術媒体を考え直すことができます。

以上が私がフィルムにかける思いでした。